『いちごです』です

最近の娘は、

・グズグズしていても、絵本を読み始めるとジッとそちらを見る

・左手の握りこぶしを口に入れて舐める、時にそのせいでむせる

・よだれをたくさん出す。よだれかけが濡れきって寒そうなので取り替えるほど

・笑ってほしくてこちらがおどけると、声を出して笑う

・下半身をゆらゆら揺らしながら、腰にひねりを加えている

こんな感じ。じきに寝返りをするんだろうか。

 

今日はとても天気がよく、そして暑かった。

予定がない日は昼まで娘と寝ていることもしばしばだが、それだと冬は起きてすぐ外が暗くなってしまい、夜にかけてひたひたと罪悪感を感じていた。でももう春が来て、遅く起きようとも明るい時間はたっぷりあるので、とてもいい。

散歩中、どこを切り取っても絵になる空だった。

 

『いちごです』という、いちごを使った美味しそうな食べ物がたくさん登場する絵本がある。昨日、家に遊びに来た友人(高校の同級生)の横で娘に読んでいたら、さっきから「いちごです」しか言ってなくない?と言われた。そういう絵本なのだ。

宅配のパエリアを食べたり報道ステーションを見たりファッション通販サイトを見たりしながら、だらだらした。23時まで友人と過ごすなんて、久しぶりのことだ。

報道ステーションにはキムタクが出ていて、「強い風が吹いたら、しならないと折れちゃいますよ」と話していた。

シマトネリコと絵本のこと

昼間、掃除中にふと見たらシマトネリコがしおれていた。

慌てて鉢底から流れ出るまで水をやると、夜には葉が瑞々しくなって上を向いていた。このシマトネリコ無印良品のオンラインショップで買った。無印で売られている観葉植物はいかにも無印の家具と合いそうで、つまりあんな感じのインテリアが好きな人間の食指が動くようにできている。そしてほぼ鉢代なのだろうが、数千円はする。

今は母乳をだいたい3時間おきにあげているので、3時間で帰ってこられる範囲に散歩に出かける。そのお散歩エリアの中には幾つか花屋があって、ヘデラ、ポトスなんかはとても安く売られている。無印に頼らずとも、好きな鉢に好きな植物をセットして好きに楽しめるセンスと力量が欲しい。

 

今日は午前中、絵本の読み聞かせの会に行ってきた。劇団員の先生が、幼児に響く読み方のコツを教えてくれるというものである。私は娘と布団に寝っ転がって絵本を読むのが好きなので、娘にもできればその時間を楽しいと思ってもらいたい。コツは、腹式呼吸で読みなさいという、なんとなくそんな気はしていたものであった。

そして先生曰く、テレビはその電磁波が赤ちゃんに悪影響かつ、赤ちゃんの想像力を育てないとのこと。「例えばピーターパンに登場するワニをTVで見た赤ちゃんは、ワニはあの姿(たぶんフック船長の股がワニの口の上で裂けそうになるシーンのことと思われる)でインプットされてしまいます。それ以上想像することをしないのです」こう先生は話していたが、私は、だとすれば絵本でも同じでは?と思ってしまった。

子供ができると、以前の自分のものさしでは「変だな」と思うようなことでも、「マズい!取り返しのつかないことになる前に正しい教育をしなきゃ!」みたいな焦燥感から、妙な信念に傾倒しやすくなりそうだ。

自分で自分を混乱させて目の前にいる子供を翻弄することのないようにしたい。と、絵本と関係ないことをぼんやり考えながら帰った。もちろん絵本はこれからも読む。腹式呼吸で。

そんな気持ち

自宅の観葉植物が増えてきた。

パキラ、ポトス、シマトネリコペペロミアイザベラ、アジアンタム

それに、昨日買ったテーブルヤシ

葉水をやったほうがいいようなので、霧吹きを探す。

Hawsというイギリスのメーカーのものが可愛いので、これにしようと思う。

 

明日で娘は5か月になる。

今は1日8回くらい母乳を飲んでいるのだが、母乳をあげる時(正確に言うと口に咥えさせた時)、懐かしいような、切ないような気持ちに胸の奥がギュっとなることがある。

最果タヒの詩の中に、子供を産むということは自分がちょっと死ぬことだ、みたいな一節が確かあって、勝手に、ああ、この気持ちのことかなと思っている。

自分はちょっと死ぬんだけど、悲しみはない。うまく言えないのだが、娘が産まれてこのかた、それまで味わったことのない種類の幸せに身をじゃぶじゃぶ浸していて、ああ、こんなに幸せなら、そら自分ちょっとは死ぬわな、納得です。という感じ。

毎月、誕生日の日には家族3人で自撮りをして、夫とケーキを食べる。娘も一緒にケーキを食べる日を、父も母も楽しみにしている。

雨の火曜日

近所のスポーツセンターで開催されている、同じくらいの月齢の赤ちゃんとそのお母さんが集まって身体を動かす教室に参加している。今日はその2回目だった。

赤ちゃんはマットの上に寝かせておいて、お母さん達は先生のお手本を見ながらひたすら身体を動かす。前回、娘は初めて聞くレディガガに何か思うところがあったのか終始泣いていたが、今日は開始早々コテンと寝た。

「胸を開いてー」「骨盤を緩めてー」「おへそを縦に伸ばすー」

普段自分の身体に意識を向けることがないので、先生のこんな声掛けがウレシい。他愛もない話を、初めて喋るお母さんと気軽にできるのもいい。

 

TVでは、浅田真央引退の特番をやっている。

桜のこと

今年の1月に引っ越しをして、初めての春を迎えている。

5階なので眺めがいいところは気に入っていたのだが、リビングの窓から見える山に一本だけ桜が混じっていることが判明して、ちょっと得した気分。

娘がもう少し大きくなったら、毎日窓に張りついて、開花の日を待ちわびたりするのかもしれない。

 

そういえば昨日、育児休業関係の書類を会社に送るために、珍しくコンビニのコピー機を使おうと思ったら、おじいさんが使用中だった。

私は自分がコピーをしている時に後ろで待たれると焦るクチなので、なるべく気配を消すべく、自動ドアの方を見たりしていた。赤ちゃんを前で抱っこしたお母さんが、傘と男の子を乗せたベビーカーを両手で操っていた。以前赤ちゃんを抱っこして自転車に乗っているお母さんも見かけたことがある。みんなすごい。

視線をコピー機に戻すと、おじいさんがプリントし終えた写真を透明な袋にしまっているところだった。とても綺麗な、桜の写真だった。

アジアンタムを買った日

今日は朝から娘の4か月健診に出掛けた。普段は午前中から出かけることは滅多にない。そんな日に限って雨が降っているので、抱っこ紐を使う。

向かい合って抱っこをすると、娘とよく目が合う。首は座ったけれど、まだ少しグラグラしていて、手を添えていないと少し不安だ。

昼間、家に帰るとみるみる晴れてきたので、もう一度、今度はベビーカーで散歩へ。桜の木の下や、チューリップの寄せ植えの前で娘の写真を撮った。

すれ違った小学生がトレーナーの袖をまくっていた。それくらい今日は暑かった。

花屋でアジアンタムを買って帰宅。