コーヒー

毎日コーヒーを飲んでいる。

母乳をあげているので、なんとなく1日2杯までと決めている。

大抵、朝1杯。夕方に、家か外でもう1杯。

頭の中にカフェマップが描けるほど、近所の喫茶店、カフェに行きまくっている。

もともとお酒が好きなので、「外でお茶をする」という概念がなかった。お茶飲んでケーキ食べるくらいなら、ハッピーアワーで飲みましょうや!と言い出す方だった。

しかし妊娠してからこっち、まあ驚くほどコーヒーとスイーツが大好きになった。(妊娠中は1日1杯)

出産後もそれは変わらず、「ああ、コーヒーってくつろぎをもたらすんだな」と、ブルータスの特集のようなことをしみじみ思う日々だ。

娘が寝ている時に淹れる(店に入る)ことが多いが、不思議なもので、「さぁてドッコイショ」と椅子に座った瞬間に、「ぱちっ」と目を覚ましたりするので、膝の上に乗せて飲むこともある。そのまま寝ていて、漫画を読みながらゆっくり啜れることもある。

明日はどこで飲もうかな。

 

半年

先週末、娘と初めての一泊旅行をした。行き先は栃木県の那須だ。

りんどう湖ロイヤルホテルに泊まったのだが、部屋にオムツ用のゴミ箱があったり大浴場に赤ちゃん用のボディソープがあったり、極め付けにバイキング会場にベビーベッドがあったりと、備品に一切困ることなく過ごすことができた。

娘の6か月のお祝いということで、夜の食事の時に「1/2」と書かれた王冠をかぶせた。

娘は被り物がよく似合う。

 

昨日、娘は6か月になった。

こんなに「半年」という単位を意識して過ごすこともなかなかない。

離乳食も昨日から開始した。

5か月になったあたりから離乳食の本を借りたり買ったりしてみたものの、いつでもどこでもおっぱいをボロンと出せば食事が完了する生活から離れがたく、延ばし延ばしにしていた。しかし、今回の旅行が終わったら始めるぞ、と決意していた(ちょうど米を切らしており、旅行の帰り道にゆめぴりかを買った。これが最後の弾みとなった)。

炊飯器で「米:水=1:10」のおかゆを炊いて、裏ごししたものを、おさじ1杯。食べない分もすべて夫が裏ごししてくれたので、小分け容器に入れて冷凍。

いつものおっぱいに対するほどのアグレッシブさはなかったけれど、モゾモゾ、ゴックン、と飲み込んでくれた。

 

産まれてスグは無表情で、それだってめちゃくちゃ可愛かったけど、今はニコニコ、とてもよく笑って、天にも昇る気持ちになるくらい可愛い。娘が眠りからパチリと目覚めた時に目の前にいたりすると、「いたの〜〜〜?」という感じで、毎回弾けるような笑顔を見せてくれる。まだ出会ってたった半年だなんて信じられないくらい、君に夢中である。

見学ほか

最近の娘について。

・「あれ?こんなに生えてたっけ?」と思うくらい、下まつげが伸びていた。私も下まつげが長いので、似たのかもしれない。

・少し離れると「ヒイイイ〜ン」という声を出し、近ずくと、ニヤッと笑う。何かを体得してしまったようである。

・ベビーカーの持ち手のところにぶら下げたボール(赤ちゃんが握りやすい網目状のボール)を持って、舐めるようになってきた。おもちゃを自分からつかんだり舐めたりする様子が今まであまりなかったので、嬉しい。と同時に、ベビージムのようなぶら下がり系のおもちゃにも手を伸ばすようになってきた。特に黄色いものを殴りたい衝動があるようで、プーさんやティガーによくパンチをお見舞いしている。

 

今日は2つの保育園の見学に行った。とても対照的な園で、今後の指標になるいい経験になった。夕方、やや疲れ気味だったので、豪勢にホテルのティーラウンジで980円のアイスカフェオレを注文。ベビーカーで眠っていた娘(眠っていたから入ったんだけど)が途中で目を覚ましたので抱っこをすると、天井からぶら下がっている巨大なシャンデリアをじっと見上げていた。

 

今朝、例のバジルがついに芽を出していた。調子に乗って、帰りに無印でハイドロカルチャーペペロミアを購入。

うすはり

初めてふるさと納税をした。

今年3月に初めて確定申告をして、そんなに難しくないことがわかったので、してみたいと思っていた。

寄付先は、北海道の稚内市。使い道は子育て支援ポーションの蟹がもらえるらしいので、楽しみだ。

前に住んでいた場所によく行くお寿司居酒屋があって、そこで食べたズワイ蟹の天麩羅の味が夫婦揃って忘れられない。ふわふわで、真綿のようだった。

美味しかった蟹というとその時のことを思い出すので、今回の蟹が我々の蟹ベストを更新してくれることを期待している。

 

今日はとても暑かったけれど、風も吹いていて気持ちの良い日だった。

前に見学した時に絵本の貸し出しをしてもらった保育園に、返却しに行った。『そらまめくんのベッド』と『もじゃもじゃ』の2冊だ。

今、無性に、ばばばあちゃんの『よもぎだんご』と『11ぴきのねことあほうどり』が読みたい。娘に読んであげたいというか、自分が読みたい。どちらも、作中にとても美味しそうなよもぎだんごとコロッケが出てくるので、大好きだった。本屋で探してみよう。

もう少し大きくなったら、「モモちゃんとアカネちゃん」「クレヨン王国」「わかったさん」「かぎばあさん」なども面白いよと伝えたい。

途中、ドーナツ屋さんでチョコドーナツとアイスカフェオレで休憩をした。天井からぶら下がっている照明がどれも違って可愛く、グリーンも素敵に飾られている店だった。

娘と行く初めての場所は、どこでも楽しい。カフェオレの入ったうすはりのグラスが涼やかだった。

こどもの日

楽天でプラントスタンドを買ったら一緒にバジルの種をくれたので、植えてみた。

一週間経つが、まだ芽が出てこない。室内に置いているからかなと思い昨日からベランダに出してみた。そのうち出てくるだろうか。

今日は産後初めて髪を切りに行く。前髪だけは美容師の友達が家に遊びに来た時に切ってもらったのだが(その時彼女はたくさんのハサミやクシをぶら下げるポシェットを持ってきてくれた)、全体を切るのはかなり久しぶりだ。こういう時に「せっかくだし」と思って大胆な注文をすると、大抵失敗する。それがわかっているのに、きっと鏡の前に座ったら、「バッサリ」と伝えてしまうだろう。

 

昨日は近所の(といっても徒歩で30分はかかる)大きな公園へ行った。こどもの日だったので、大きな鯉のぼりがたくさん泳いでいた。スケボーやスケボーに似た何かで遊んでいる人がたくさんいて、ちょっとやってみたくなった。

芝生にはテントがたくさん張られていた。子供を遊ばせておいて中で親がゆっくりしたり、授乳したり、子供が昼寝したりするらしかった。音楽のないフェスのようだ。

娘と夫はパイナップル柄の揃いの服を着ていて、陽気な見た目だった。母に写真を送ったら、「ハワイにいるのかと思った!」とのこと。んなわきゃない。

パイナップルの上に座っている熊と、ウクレレを弾く熊の置物を買って帰宅。

青空

GWの予定がぱらぱらと決まりつつある。

例年、「どうせどこも混むし」と前もって予定を立てない割に、GWが近づいてくるといそいそと温泉案内やじゃらんなどを見始め、土壇場で方向性と行く場所が決まる。赤ちゃんがいるから予定が立たないとかではなく、もともと夫婦揃ってGWに対してはそういう態度なのだ。

今年は温泉に行くことになりそう。できればザブンとお湯に浸かっていい景色を眺めた後に、冷たいジュースでも飲みながら畳の上でゴロゴロしたい。

 

今日は昼すぎから雷が鳴り始め、部屋の中が刷毛で塗ったように急に薄暗くなった。突風に注意、とYahooニュースに書いてあったので、ベビーカーではなく抱っこ紐で出かけた。病院での用事を済ませ外に出ると、見事に晴れていた。一度崩れた天気の後の青空は、ありがたみが増す。

浮かれてお散歩の新ルートを開拓し、抱っこ紐の中の娘にじっと見つめられるたびに頭をクリクリと撫で、おそらく今年初めてのアイスコーヒーを、歩きながら飲んだ。

銭湯へ

昨日は娘を寝かしつけてから一人で銭湯へ行った。

前々から散歩中に気になっていた銭湯だ。入り口の横にたくさんの薪が積んである。

中に入ってみると、ロビーや脱衣所など、いたるところに花やグリーンが飾ってあった。

瑞々しいとはこういうことを言うのか、というくらい、どの鉢のグリーンも綺麗な緑色をしていた。大きな湯船からのぼってくる湿気がいいのだろうか。

私は前々から、「銭湯の鍵を足につける女の子は海の家でバイトする系」説を提唱していているのだが、昨日の銭湯にはそのタイプの女の子は見当たらなかった。おばあさんんが多かった。

銭湯の洗い場で「これがいつもの手順です」という感じでチャッチャと身体を洗っているおばさんを見ると、勝手ながら、ああ地に足のついた生活をしてきた人なんだな、と思う。私はいつも、メイク落としをつけていないのに手を濡らしてしまったとか、タオルがなくて背中が洗いづらいとか、固定された蛇口の下で身をくねらせて泡を流したりだとかで、こなれることがない。何度も銭湯に行っているのにだ。なんとなく、自分の母や父も、銭湯に不慣れなタイプの人間な気がする。

ホクホクとした身体でロビーに出ると、NHKエレファントカシマシが「赤いスイートピー」を歌っていて、冷たいジャワティーを飲みながらおじさんやおばあさんと一緒にその番組を見た。マッサージ機を使用中のおじさんが「ずいぶん懐かしい曲やってるな!」と、嬉しそうに連れ合いの人に声をかけていた。そのマッサージチェアドライフラワーや花のリースに囲まれていて、私の座っているベンチからはおじさんがまるで花園の中でうっとりしているように見えて、少し可笑しかった。

帰りに自転車で夜道を走っていると、いつも娘と散歩をしている時とは違う道のように思えた。娘も大きくなったら、楽しいことがあった日や楽しくないことがあった日に、夜道をこんな風に自転車で疾走するのかもしれない。

家に帰ると娘はぐっすり寝ていて、夫がビールを飲みながらTVを見ていたので、一緒にノンアルビールを飲みながら堅揚げポテトを食べた。