曇り空の月曜日

場所をベランダに移したシマトネリコとバジルは、そう!ここがよかったのよ〜!とでも言うように、スクスク育っている。シマトネリコは、柔らかくて薄緑色の新芽が、常にあちこちにある状態。バジルは、20粒ほど蒔いた種のうち、発芽して今も残っているのは4つのみ。とはいえこちらも大きな葉をつけ始めている。まだ香りはしないけど。

 

先日枝元なほみさんの本を見て作ったモロヘイヤスープが美味しかった。

チキンコンソメを溶いたスープに、ざく切りにしたモロヘイヤと、溶かしたにんにくバターを入れるだけ。今晩も作る予定。

まあ、にんにくと塩と油が入れば、大抵なんでも美味しくなりますよね。

 

母子手帳には、「発育の目安」みたいなページがあって、「首すわり」「寝返り」「一人でおすわり」「立つ」「歩く」などが出来るようになる、目安の時期が書いてある。それは約9割の赤ちゃんができるようになる時期らしいのだが、それによると「寝返り」は5ヶ月中が目安とのこと。

娘は今週で7ヶ月になるのだが、まだ寝返りをしない。まあ、そのうちするだろ〜と思っていたのだが、同じかもっと低い月齢の子がぐるぐる自由自在に転がっているのを見ていると、個人差があるとわかっていても、いつの間にかフツフツと不安な気持ちが湧いてきていた。

そんな時、先週木曜日の「5時に夢中」で、新潮社の中瀬ゆかりさんが、「普通」という言葉を定義し直すなら?というお題で、こう答えていた。

 

「それを唱えることで全てが思考停止に陥る呪文」

「『一番いい』と言われながらまっさきに飽きられる状態のこと」

 

これを聞いて、心のどこかで「普通」を求めて、自分も思考停止になっていたんだな、と思った。と同時に、なんだか大袈裟だけど、解放された気がした。

娘が赤ちゃんの時期は、きっと後々振り返ればとっても短い。短いからこそ、何度も思い返す、大切な時間になるはずだ。たくさん側にいて、スリスリして、余計なことに目を曇らせずによく見ておこう。そう思った。